「まんがわかる地頭力を鍛える」を読了。
地頭力を鍛える⇒自分の頭で考える事である。
本の場合、(書籍にするため)文字数が何万文字とあるので、冗長過ぎたり、不要な部分もあるが、この手の本は漫画で読むとストーリー性もあり、著者が伝えたい事もスッと入ってくるので理解しやすい。
以下、まとめ。
「 頭の良さ」とは?(定義)
①物知り ⇒多種多様な知識がある。
②機転が利く ⇒空気を読み、円滑に物事を進める力がある。
③地頭がいい ⇒事実の領域で問題解決していく能力がある。
【地頭力を鍛える】とは、
知的好奇心(原動力)に直観力(攻め)、論理的思考力(守り)の他に地頭力特有の以下の3つがある。
①仮説思考力
~結論から考える⇒最終目的地まで効率的に到達できる。「結論から考える」ことができれば散漫な会議にならずに最終目的地へ効率よくたどり着ける。
②フレームワーク思考力
~全体から考える⇒思い込みを排除し、コミュニケーションの誤解を少なくする。「全体から考える」ことができれば細かい部分にとらわれずに後戻りや思い込み、誤解を少なくすることができる。
③抽象化思考力
~単純化思考力 ⇒一を聞いて十を知る。「単純に考える」ことができれば少なく知識を様々な範囲に応用して新しいアイデアの創造や効率化を飛躍的に図ることができる。
極論として、【地頭力を鍛える】とは自分の頭で物事を考えて問題解決に導く手法を見つけたり、またその思考法である。
これらの地頭力で圧倒的に生産性を上げることができる。
なぜ、自分の頭で考える事が必要か?
・インターネットで情報収集するのは得意で、最新情報にも詳しいが、「あなたはどう思う?」と聞かれると言葉で詰まる。
・完璧主義で全て揃ってから先に進もうとするので、なかなか進捗しない。
・他人の仕事の課題点はすぐに見つけられるのに、自分の仕事は思うようにいかない。
・アイデアは豊富で提案はするのだが、「要するに何が言いたいの?」と言われる。
・「業界の常識」はすぐに出てくるが、発想がそこから抜け出せない。
こういった課題を解決するための考え方が身につく良書である。